【防災×節約】一条の蓄電池だけでは足りない?電気自動車+V2Hで「エネルギー完全自給自足」を目指す

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一条工務店の家は、耐震性能や水害対策などが手厚い「災害に強い家」の代表格です。我が家もその性能に惚れ込んで購入を決めましたが、実際にシミュレーションを重ねる中で、ある一つの「究極の目標」にたどり着きました。

それは、「大災害が起きても、プライバシーのない避難所へ行くのではなく、住み慣れた自宅で、家族がいつも通りに暮らし続けること」

そしてもう一つ。この強力なシステムを「非常用」として眠らせておくのはあまりに勿体無い。「365日、日々の電気代を最適化し、家計を劇的に効率化すること」。この二兎を追うために選んだのが、EVとV2Hでした。

ただしV2Hはすぐには導入せず、しばらく様子を見ることにしました。この理由についても後ほど触れます。


災害時の「自宅継続」を阻む、蓄電池の限界

一条工務店の蓄電池(容量約7kWh)は非常に優秀ですが、非常時の「長期戦」を想定すると、容量に不安が残ります。

  • 蓄電池は1日で底を突く: 家族で普通に過ごせば、7kWhは半日から1日で使い切ってしまいます。
  • 太陽光が助けてくれない: 停電中に悪天候が続けば、再充電もできません。
  • オール電化の宿命: 電気が尽きれば、お湯も調理も暖房も家の全てが止まります。

この「悪天候リスク」を解消し、数日間の無給電状態でも自宅という「安全地帯」を維持するための鍵が、V2Hです。

家庭用蓄電池 vs EV:圧倒的な「容量」の差

私がV2Hの導入を決めた最大の理由は、EVが持つ圧倒的な蓄電容量にあります。

比較項目一条工務店の蓄電池日産リーフ(ZE1型)
蓄電容量約7kWh40kWh
自給自足の目安約0.5日 〜 1日約3日 〜 4日以上

我が家の日産リーフ(40kWh)1台で、標準蓄電池の約5.7倍もの電気を貯められます。この巨大な予備電源が庭にあるという安心感は、何物にも代えられません。

「使い物にならない」一条純正V2Hをスルーした理由

一条工務店が提携している標準V2H(ダイヤゼブラ電機のOEM)には、私の目標に対して致命的な制約がありました。

  • 放電は停電時のみ: 日常の電気代節約には使えない。
  • 「特定負荷」限定: 家中まるごと電気が使えるわけではなく、一部のコンセントに限られる。

これではただのバックアップで終わってしまいます。そこで検討したのがニチコンの最新モデル、VSG3シリーズです。

この機種は、家中どこでも電気が使える全負荷対応。さらに、後述する日常の節電にフル対応しています。

365日「電気代をハックする」節電戦略

太陽光パネルで生み出した電気を使う・余ったら売る・買わない。売電単価の下落が続く昨今ではこれが理想です。そしてこれを叶えるための装置として注目したのがV2Hです。

  • 太陽光の「家産家消」: 太陽光パネル黎明期の売電単価が高かった時代は、作った電気を売却するのが最も賢い選択でした。ですが電気代は上がり、売電単価は下がり続ける今では、なるべく電気を買わずに自宅で消費する方が圧倒的に経済的です。
  • 深夜電力の有効活用: 万が一太陽光が足りない日があれば、安い深夜電力をEVにフル充電。電気代が高い昼間の時間帯にその電気を家に戻すことで、電力会社から買う高い電気を最小限に抑えます。

災害にも備えつつ、日々の電気代を浮かせていく。ただのバックアップではなく日々の生活にもメリットがあることからV2H導入を決めました。

電気以外に備えるべきもの

十分な電気と合わせて下記が確保できれば、一条工務店の他の設備が「最強のシェルター」として機能し始めます。

  • 水: V2Hの電力でエコキュートを動かせばお湯が作れるだけでなく、タンク内のお湯を取り出すことで非常用の水としても活用できます。
  • 食料: 長期保存が効く食材や非常食をストックしておくことで、救援が来るまで持ち堪えることができます。また、エコキュートから取り出した水は飲料用には向かないため、飲料水は別途保存しておく必要があります。
  • 情報: 災害時に情報を得る手段として考えられるのはラジオやテレビ、インターネットですが、我が家ではテレビのアンテナは設置せず、インターネットテレビを契約しています。そのため、災害時にネット回線が遮断されると情報源がラジオのみとなり、情報の取得が一気に難しくなってしまいます。そのため通信のバックアップとして衛星インターネットのスターリンク(Starlink)を検討しており、スターリンクをV2Hの電力で動かせば、宇宙経由で常に最新情報を得ることができます。

V2H導入 先送りの理由

これほど理想を詰め込んだV2H導入ですが、現在はあえて先送りにしています。その理由はズバリ、来年度の補助金です。

V2Hは数十万円単位の補助金が期待できますが、今年度分はすでに終了。専門業者さんから「もうすぐ来年度の内容が発表されるので、それを待ってから申請するのが一番賢いですよ」と提案を受けました。

今はその絶好のタイミングを逃さないよう、虎視眈々と準備を進めている最中です。

結論:自宅を「家族にとって最高の避難所」に

私が目指したのは、車を単なる移動手段から、家計を支え、家族の日常を守り抜くインフラへとアップデートすることです。

災害時にも自前の電力で明かりを灯し、情報を得て、温かく安らかな時間を過ごす。一条工務店の性能を100%引き出し、自宅を「最高の避難所」に変える。これが私の導き出した答えです。


最後までお読みいただきありがとうございました!今後は

  • なぜ「日産リーフ」を選んだのか?
  • V2H導入に向けた準備
  • 【ガチ検証】家を停電させてみた!

などの記事を構想しているので、どうぞお楽しみに!

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